夢をかなえるゾウ 1巻

本の話

メチャクチャ売れてるベストセラー本

1~4巻まで出ていて最近エピソード0が発売されたみたい

そんな夢をかなえるゾウシリーズの1巻がなぜかしらんが実家にほこりをかぶって本棚に並んでいた

たしかに母親は読書が好きだけど、齢60を過ぎた人間が夢をかなえるゾウを読むだろうか…

なぜ?

とは思ったけど、あんまり深く考えずに借りてきて読んでみた

まずもって表紙のゾウがおじさん過ぎてふざけた本かなと思って読み始めた

読んでわかった

これは売れる気がする

まず、読みやすい!わかりやすい!なんか自分でもできそう!

自己啓発本にありがちな、いやそんなの俺には出来ないよ~、ぜってー続かないよ~的なハードルの高い要求は一切ない

そのうえで、この本は簡単にいうと世界の偉人の名言集的な本

世界のすげー実績を残した人たちが私たち凡庸な一般ピーポーが想像もつかないような天才でいかれたやつらだと思ったら、実は簡単なことを実直に続けていたとか

無数の屍の上に立って頂点を極めたのではなく、誰かのために一生懸命やっていたらいつの間にか周りに助けられて中心にいた

みたいな話を、まるで自分を観ているかのような凡庸な主人公をだらしない神様が成長させていく物語

 

神様から出される課題が一見簡単なことだけど、意味があり偉人たちの話とからめてより深みを感じる話になっている

のび太とドラえもんのような感じだけど、違うのは道具を出すのではなく、課題を出すところ

最終的に何かを頼るのではなく、自分で気づいて自分で行動できるようにしてくれるゾウw

関西弁であんみつが好きとか、隙だらけ、ポンコツ感のある神様がテンポの良いしゃべり方をするから読んでいて飽きない

中学生くらいでも何か刺さるものがあると思う

娘が中学くらいでそっと机に置いてみようかなw

とてもいい本でした

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