アメリカのパートで働いていたある清掃員が、死後に800万ドルもの資産を残していたことが大きな話題となった
という話から資産の作り方、投資の考え方、幸せとはなにか、などなど私たち凡人でも資産を増やすことは可能だと教えてくれる一冊だった
これまで読んできたマネー本を優しめにまとめてくれたという印象
この本を読んで、だいたいどのマネー本でも共通して伝えたいことが分かってきた感じがする
①お金持ちになりたいなら時間をかけてなること
②投資の最大の目的は市場に居続けること
③集中投資はせずにインデックスのような分散されたのもに投資すること
④贅沢は金持ちにはなれない(金持ちはなるより、金持ちで居続けるほうが難しい)
こんなところだと思う
この本では成功者がなぜ成功したのか、どんなメンタルや考え方をしているのかを、偉人たちを例に教えてくれる
また、失敗した者(こっちもある意味で偉人)の例も挙げて、こういうメンタルや考え方、行動をとると失敗するということも教えてくれる
マネーの教訓本的な内容だった
それぞれの教訓が短編のような構成になっているので、とても読みやすかった
最近は円安、株安でちょっと前までの盛り上がりが薄れてきた気がするけど、マネー本を読み漁ってきた者としては、実はココからが差がつくところなんだろうと思う
誰でも儲かる時期はみんなが市場に参加して、イケイケで書籍もyoutubeもこぞって煽る空気があるけど
円安になって、米国の利上げで株安になって、物価も上がって、相対的に給料下がって…みたいな世の入口に差し掛かったとたん、みんなトーンダウン
でもここで種を撒いておくこと、淡々と積立で買い付け続けることが、後の稲妻の光る瞬間に市場にいられるってこと(敗者のゲームの格言)
その時の爆発力は今よりも大きくなっているんだろう
結局この上がり下がりを繰り返すうちに振れ幅が大きくなっていって長期でみると莫大な金額に指数関数的に跳ねるってことなのね
バフェット御爺様のようにはいかないかもしれないけれど、結局お金で手に入れたいのは自由だということを忘れずに、なにも考えずに貯蓄していく、ただそれだけ…
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